注文住宅を購入する人のほとんどは、家づくりは初めてという方です。
将来のことをよく考えて設計したつもりでも間取りを失敗したり「もっとこうしておけばよかった」と後悔したりする人が少なくありません。
特に、これからお子さんが増える予定の方や、まだ小さなお子さんしかいらっしゃらないような方の場合、お子さんが大きくなったらどういうことが大変なのか?ということはなかなか実感しづらいのではないでしょうか。
しかし、前もって自分たちの家づくりに必要なさまざまなアイデアを知っていれば、マイホームの後悔は減らせます。
そこで今回は、子育てを楽にする家づくりのアイデアをまとめました。注文住宅のプランづくりで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
子育てと間取りの関係
子供が幼稚園や小学生になると、親のそばから離れて遊ぶことも増えてきます。
「親がいる場所」と「子供のいる場所」が離れていると、万が一怪我をしたり事故が起きたりしたとき、すぐに対応できません。
子供の安全や親の安心感を考えるなら、リビングの壁面に造作の机を作って子供の勉強スペースにしたり、リビングのすぐそばに子供が遊ぶためのスペースを作ったりするのがおすすめです。
死角や問題点、危険の多い住まいでは、子供が大きくなっても四六時中気を張り詰めておく必要があります。
子育てに向いた間取りを導入して、ほどよくリラックスしながら子育てできる環境を作りましょう。
子育てにおける住宅の悩み
・おもちゃを出したら出しっぱなしで片付けてくれない
・増えてきたおもちゃで収納が溢れてしまった
・まっさらな壁紙にいつの間にか落書きが
この様な悩みは、全国の子育てママに共通です。
やんちゃなお子さんがいると片付けたそばから散らかしてしまうため、気が滅入ってしまうこともあるでしょう。
そんなとき、家の中に子供が自発的におもちゃを片付けたくなる収納や、大容量の収納スペース、さっと一拭きで汚れを落とせる壁紙などがあると、子育て中のイライラや悩みを大幅に軽減できます。
子育てをするうえで理想の間取りにするためのポイント
・子育て中の家事にはオープンキッチンが最適
小さなお子さんがいる場合、またはこれから子育てをする予定がある場合、オープンタイプのキッチンがおすすめです。
なぜなら、小さなお子さんは目を離している隙に思いもよらぬ行動をすることがあるから。
子供の遊び場がキッチンの近くにあれば、悪ふざけではさみなどを取り出すなど、危ないことをしようとしたときにすぐ対応できます。
万が一、お子さんが一人でお風呂に入っているときに転んで怪我をしたり、溺れてしまったりした場合も、キッチンと浴室が近くにあれば異変に気づきやすいです。
・リビングにつながる和室を設けてお昼寝スペースに
リビングの隣に和室を作ったり、リビングに畳を置いて間仕切りを設置し、和室スペースにしたりしましょう。
子供が小さい間は、自室があってもほとんど使いません。リビングやキッチンから目の届くところに和室があれば、子供のお昼寝スペースや勉強場所として使えます。
子供たちが大きくなったら、仕切りをつけて客間として使えば無駄にならないのもポイントです。
・見落としがちなトイレの広さと採光にも要注意
トイレは、広さと明るさの確保を優先しましょう。
理由は狭くて暗いトイレだと、お子さんがトイレに行くのを嫌がったり、トイレトレーニングの補助をうまくできなかったりするからです。
また、広くて明るい清潔なトイレは、大人にとっても快適ですし、将来介護をするときも役立ちます。
・玄関からリビングまでの間に洗面所を設置しよう
しつけの一環として手洗いやうがいを徹底させたい場合は、玄関からリビングの動線上に洗面所を置きましょう。
帰ってきたときに洗面所よりリビングの方が近くにあると、手洗いやうがいを忘れてしまいます。
汚れた手で食べ物を触ったり、室内に汚れを持ち込んだりするのも問題なので、一連の流れで手を洗ってからリビングやキッチンに入る動線を心がけましょう。
・子供がお手伝いしやすいキッチンにしよう
・お子さんと一緒に料理をしたい
・将来のことを考えて早い内からお手伝いや家事のスキルを身につけさせたい
といった場合は、最低でも二人が並んで作業できるくらい広いキッチンにするのがおすすめです。
キッチンが狭いと、そもそも同時に作業することができません。
仮にお子さんが転んだり、ぶつかられてよろけたりしても、ある程度の広さがあれば、熱々の鍋や包丁などで怪我をしてしまうリスクを減らせます。
また、オープンタイプのキッチンにカウンターテーブルを設けておくと、包丁やコンロとお子さんを離しつつお手伝いを頼めるので安心です。
・ドアノブは「縦」にできるレバータイプがおすすめ
お子さんが目を離せない年齢のうちは、ドアノブを横ではなく「縦」に設置しましょう。
一般的なドアノブの高さは、床から大体90センチです。
お子さんが成長して大きくなってくると、目を離したすきにドアノブに手をかけ、部屋の外へ出てしまう可能性があります。
しかし、ドアノブが縦なら、立ち上がって手をひっかけてもドアを開けられません。
ただ、ドアノブの種類によっては縦にできないものもあるので、設計の段階で縦横どちらでも取り付けられるタイプのドアノブを選ぶと良いでしょう。
子育てをする上では住宅の周辺環境にも気をつけよう
・治安や交通量の多い道路がたくさんある土地は避けた方が良い
子育て世帯の新居は、交通量の多い道路から少し離れたエリアで犯罪が少ないところに建てることをおすすめします。
理由は簡単で、子供が幼稚園や小学校にあがると、お友達ができて外で遊ぶ機会が増えるからです。
すべての外出に親が付き添うわけにはいきません。
子供の身の安全を守るために、治安の良い土地に注文住宅を建てましょう。
・病院・幼稚園・保育園から近いと送り迎えが楽
自宅の近くや、自宅と最寄り駅の中間地点に小児科や幼稚園などの施設があると、子供の送り迎えや通院が楽です。
土地選びをするときは、待機児童の数、行政が子育て支援にどれだけ力を入れているかといった情報も調べましょう。
・利便性の高い土地
大きなショッピングモールやアウトレット、特売のあるスーパーなどから離れていると、普段の買い物が大変です。
場合によっては自転車に子供を乗せ、そのまま買い物に行くこともあるので、日常的な買い物を必要最低限の移動ですませられるエリアを吟味しましょう。
まとめ
・子供のおもちゃが片付かない
・子供が家の中を汚してしまう
・ふざけて危ないことをしないか心配で気が休まらない
といった子育て中のお悩みは、住まいの設計の工夫で解消することができます。
ただし、育児や家事のやり方はご家庭によってそれぞれです。
地域の子育て環境を知り尽くし、実績を持つ不動産会社でないと、「世の中にある一般的な子育て世帯の悩みを解決する家」しか提案できません。
その点、ダイアリィズは、伊豆エリアで40年以上もの間オーダーメイドの注文住宅を手がけてきました。
子育て環境の充実した伊豆エリアの強みを知り尽くしており、膨大な実績があるからこそ、各ご家庭に併せたプラン作りのお手伝いをすることが可能です
「自分たちの暮らし方や好みに合わせた子育てを手助けしてくれる家」に興味がある方は、当社と一緒に、子育てを楽にする家作りのアイデアを詰め込んだ理想の住宅を建ててみませんか?