新しい住まいは地震対策もしっかりしておきたい。そこで、よく聞くけどわかっているようでよくわかっていない、そんな「耐震」「制震」「免震」について、それぞれの長所、短所をもう一度しっかり把握して、これからの家づくりに役立てましょう。
「地震に耐える」
建物自体の強度を高め、地震の揺れに耐え得る構造にする。
「地震の揺れを制御する」
建物の壁や柱などに特殊な制震装置を組み込み揺れを吸収する。
「地震から免れる」
基礎と建物の間に免震装置を入れ、建物自体に揺れを伝えないようにする。
耐震 | 制震 | 免震 | |
---|---|---|---|
体 感 | 揺れを感じる | 揺れは軽減される | 揺れを感じにくい |
敷地・地盤 | 条件無し | 条件無し | 狭小敷地不可、軟弱地盤不可 |
プラン | 制限無し | 制限無し | 3階建て、地下室、ビルトインガレージでは不可 |
価 格 | 本体価格による | 約30万〜50万 | 約250万〜400万 |
構造・設備 | 耐震構法・SE構法 | TRCダンパー | |
効 果 | 繰り返しの揺れに対する強度は減る恐れ有り | 耐震にプラスα | 想定外の巨大地震に対し崩壊の恐れあり |