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COLUMN

主婦目線で考える育児がしやすい家づくりとは?育児中のストレスを減らせる家の作り方

子育てを始めると、毎日が嵐のように過ぎ去っていきます。
産後で体の調子が良くない状態でも赤ちゃんは構わず夜泣きをするので、夜もろくに眠れません。

自分や配偶者の家族が近くに住んでいて気軽に頼れる人ならまだしも、産後一人で赤ちゃんのお世話と家事を任されてしまう状態だと、あっという間に身も心も限界を迎えてしまうでしょう。

そんな家事や子育てのストレスを少しでも軽くするために役立ってくれるのが、間取りの自由な注文住宅です。

注文住宅なら、間取り次第で「収納が足りない」「片付けができない」「子供の面倒に時間が取られて家事や仕事が進まない」といったイライラを解消できます。子育て世代のご家族は、「子育てのしやすい間取り」にこだわると良いでしょう。

今回は、子育て世代に知って欲しい間取り選びのポイントを解説します。

子育てのストレスを減らすには間取りも重要

700人の既婚男女を対象にした株式会社オウチーノの調査によると、全体の71.8%が「育児ストレスを感じたことがある」と回答しています(※1)。
さらに、育児ストレスの原因としてもっとも多いのは、「子供がいうことを聞いてくれないから」でした。

幼い子供は、大人のように素直に話を聞き分けたり、我慢をしたりしてくれるものではありません。
ようやく寝てくれたと思ったらすぐに起きてしまったり、原因不明のかんしゃくを起こして泣き止んでくれなかったりする日々が続けば、休もうと思ってもそう簡単には休めません。

本来なら、体力の回復や体調の維持には、十分な睡眠が必要不可欠。
産後でボロボロの状態になっているうえに寝不足が続き、子供の面倒を見ながら家事までこなすことになったら、どれだけタフな人でもなかなか精神力や体力を保てないでしょう。

休む間もなく子育てに追い回される日々は、何年間も続きます。
幼い間は夜泣きが続き、ハイハイを覚えたら片時も子供から目を離せなくなり、2歳にもなると何でも嫌がるイヤイヤ期に突入。
3歳になったらさらに体力がついて言葉を覚え、親に反抗したり、なんで?どうしてと際限なく質問を繰り広げたりと育児の悩みはいくらでも出てくるでしょう。

どれだけかわいい我が子であっても、子育て中はストレスが溜まって当然です。
ただ、子育て中のストレスを子供にぶつけてしまってはいけません。少しでも生活上のストレスや手間をなくせるように、新居の間取りを工夫してみましょう。

「キッチンに行くと子供から見えなくなってしまうため泣かれてしまう」「子供のおもちゃを片付けられる収納がなく、片付けができない」といった類のストレスは、間取りの工夫で解消できるからです。

(※1)オウチーノ:「育児ストレス」に関する実態調査
https://corporate.o-uccino.jp/wordpress2/wp-content/uploads/2015/09/pr20150916_ikujistress.pdf

子供の年齢によって使いやすい間取りは変わる

子供の年齢によって、使いやすい間取りは変わります。
たとえば、乳幼児期は子供を一人で寝かせることはありません。お腹が減ったりトイレをしたりしたとき、すぐに気づけるように大人と同じ場所で寝起きすることになります。

首が座ってつかまり立ちやハイハイができるようになっても、自分の足で元気に歩き回れるようになっても、3歳くらいまでならまだまだ親と一緒に寝たいと求めてくるでしょう。
つまり、子供がある程度大きくなって、「一人で寝たい」「親と一緒に寝るのは恥ずかしい」と思うようになるまでは、子供部屋があっても使わないことが多いのです。

また、子供部屋があっても、将来的に子供が独り立ちすれば使わなくなります。
そこでおすすめしたいのが、あえて子供部屋を作らず、可動式の間仕切り等で必要に応じて部屋を分けられる空間を作ること。個室を減らしてリビングを広くすれば、子供たちが走り回るスペースも確保できます。

子供は少し大きくなると後追いを始めるので、離れていてもリビングの様子がわかるオープンキッチンがあると便利です。

将来のことを考えて、子供の自立心を養うために、子供にとって使いやすい専用の収納スペースや、高さを合わせたハンガーラックなどを用意するというアイデアもあります。
褒め方や叱り方といった「教育」とは別の角度から、「子供の自由な発想」や「自立心」を養う手助けをできるのも、注文住宅の強みです。

子育てをするうえで住む街を選ぶことも大切

注文住宅は、マンションや建売よりも自由に土地選びをすることができます。
子育てのしやすさは、家の中だけではなく家の外に広がっている環境にも左右されるので、できるだけ安心して子育てできる地域に家を建てましょう。

基本的には、治安が良くて同世代の家庭が多い地区の中から、通勤や通学に便利なエリアを選ぶのがおすすめです。

また、幼い子供は頻繁に体調を崩しますし、体力がついてくると外遊びも楽しみます。そのため、

・夜間診療に対応している小児科や総合病院が近くにある
・区や市の方針で医療・子育て支援に力を入れている
・公園・児童館・保育園・幼稚園が充実しており徒歩や自転車で通える

といった条件の整ったエリアもおすすめです。
子供が急に飛び出すことを考えて、国道の裏道や交通量の多い道路を通らずに公園や保育園へ移動できる場所を選ぶという方法もあります。

ただし、子育てにおいて何を重視するのかは人それぞれです。
家族の手助けを期待して地方にある実家近くに新居を建てた方が良い人もいれば、共働きで子供を預けやすいよう、預かりサービス等が充実している都市部にマイホームを建てた方が良い人もいます。

子育て中は、何よりも両親がストレスなく過ごせる環境を作ることが大切なので、ある程度治安等に問題がなければ、自分たち夫婦が楽しく元気に暮らしていける街を選ぶと良いでしょう。

家族のコミュニケーションが増えるような間取りづくりを

夫婦が協力して子育てをしていくため、そして将来的に子供が大きくなっても自然とコミュニケーションが生まれる家庭にするために必要なのが、家族が集まる場所づくりです。

家族といっても、顔を合わせる機会がないと会話やコミュニケーションは減ってしまいます。すると、相手のストレスや体調不良を見落としてしまったり、子供が抱える悩みに気づいてあげられなかったりといったことにつながってしまいます。

だからこそ、「意識しなくてもコミュニケーションが取れる間取り」を心がけましょう。
子供部屋や寝室へ向かうための階段をリビングに置けば、家族が帰ってきたときに自然と会話が生まれます。

勉強スペースをリビングやキッチンの近くに作ると、会話しながら宿題や子供の勉強を見てあげられるので一石二鳥。家族共用の本棚を作り、本の感想を通じてコミュニケーションを取るというアイデアもおすすめです。

まとめ

子育て中のイライラは、子供の年齢や人数、性格などに合わせたオーダーメイドの間取りである程度対策できます。
また、子育て支援の充実した街、治安の不安がない街、自分たち夫婦が楽しく過ごせる街を選ぶことも育児のしやすい家づくりでは大切なポイントです。

・マイホームを建てる場所
・育児のしやすいおすすめの間取りや設備
・家事を時短して育児に集中する工夫

など、ありとあらゆる面で子育てしやすい家を建てられるのは、注文住宅だからこそ。

ダイアリィズでは、女性目線の家づくりを徹底しております。
自分たち家族にとって快適な家を建てたい方は、完全自由設計のダイアリィズにご相談ください。

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