「オンの時間は家事を時短して効率よく過ごし、オフの時間は夫婦や子供と一緒にゆったり過ごしたい」
仕事に家事、子供がいる場合は育児まで求められる共働きの夫婦にとって、時間は何よりも貴重な財産です。時間的に余裕のない生活を続けると、夫婦の会話が少なくなったり家族のふれあいが減ったりしてしまいます。
共働き夫婦の限られた時間が、家族間のコミュニケーショと家事、そして育児のすべてを笑顔で両立させたい場合におすすめなのが、自由に間取りをデザインできる注文住宅です。
間取りや設備を工夫して家事と育児を効率よくすませられるようになれば、その分、家族との時間を多く取ることができます。毎日実施する家事の効率化は、時間のない共働き夫婦が快適に暮らすための必須事項。
今回は、仕事に家事に子育てにと忙しい、共働き夫婦のオンとオフを充実させる家づくりのポイントをご紹介します。
共働きが注文住宅を購入するメリット【金銭面】
・共働きなら二馬力の収入でローンを組める
共働き夫婦が注文住宅を購入するメリットは、住宅ローンを組む際に夫婦2人分の年収を合計して、ローンの借入額を増やせることです。
通常、ローンの借入可能額は「収入の5~9倍程度」が基準になります。
年収400万円の人がローンを組む場合、最大でも年収の9倍である3,600万円が上限です。
しかし、夫婦共働きなら、一方の収入を一部上乗せして融資を受けることができます。
いくら上乗せできるのかはローンにもよりますが、夫の年収400万円に妻の年収の一部である200万円を合算すれば、「年収600万円の5~9倍」の融資を受けられるのです。
住宅ローンの借入可能額が高くなれば、その分、住宅設計の選択肢を増やせます。
また、住宅ローンは一般的なローンよりも金利が低いです。
金利も低いパーセンテージで推移しています。融資額によっては、賃貸物件を借りるよりも住宅ローンを組んで新築の注文住宅を建てた方が、住居費を節約可能です。
・夫婦それぞれで住宅ローン控除を受けられる
収入合算で住宅ローンの申し込みをした場合、夫も妻もそれぞれの融資額に応じた住宅ローン控除を利用できます。
住宅ローン控除とは、10年以上かけて返済していく住宅ローンを組んだ場合、最大10年間所得税と住民税が戻ってくる節税制度のことです。
ローンの借入額や年収によっては、数十万以上税金を取り戻せるので積極的に活用しましょう。
なお、住宅ローン控除制度は2019年の消費増税に合わせて制度が強化されており、一定の条件を満たすと優遇期間を13年に延長できます。
・ペアローンも利用できる
収入合算よりも大きな額を借り入れたい場合は、夫婦それぞれの収入に応じたローンを組む「ペアローン」も利用可能です。
ただし、ペアローンの場合は2人分のローンを組むことになるので、ローンの保証料や手数料が余計にかかってしまいます。
無理をして上限額に近い金額を借り入れた場合返済が厳しくなってしまうので、借入額の設定には気をつけましょう。
共働きが注文住宅を購入するメリット【生活面】
時間を効率的に使いたい共働き夫婦には、注文住宅がおすすめです。
注文住宅なら間取りや設備を自分たちのライフスタイルに合わせた形に微調整できるからです。
仕様の決まっている建売住宅は、十分な予算があっても自由に間取りや設備を変更できません。
分譲マンションなども、家の広さや基本的な間取りが決まっているので、できるとしても大規模なリフォーム程度です。
・キッチンの間取りを工夫して家事を効率化
・使いやすい大型収納の設置
・朝の準備を時短できる水回りの動線整備
・子供との触れ合いを増やすリビングづくりのテクニック
などを採用した注文住宅なら、家事も子育ても仕事も充実した毎日を送ることができます。
間取りや設備を工夫して家事のストレスを軽減しよう
・キッチンの家事を効率化するポイント
キッチンの使い勝手は、家事動線次第です。
見た目がおしゃれで高性能な設備を使っていても、シンクや冷蔵庫、コンロの配置がバラバラになっていると効率良く家事を進めることができません。
キッチンに立つ人を囲むように冷蔵庫・シンク・コンロを配置して、スムーズに移動しながら作業できる間取りを実現しましょう。
なお、料理は週末にまとめて作り置きしたい、冷凍食品を多用したいといった場合は、冷蔵庫とは別に冷凍庫を置く場所も確保しておくと便利です。
また、キッチンの家事は設備面でも効率化を図れます。
キッチンの家事を効率化するポイントは、お手入れの手間をできるだけ減らし、自動化できる部分は機械に任せてしまうこと。
料理・洗濯・掃除といった家事の中で、もっとも時間がかかるのはキッチン周りの料理とお皿洗いです。
天板がフラットなIHクッキンヒーターを導入すれば、平日に疲れて帰ってきても、コンロ周りの掃除は一瞬で終わります。
食器洗浄乾燥機の設置もおすすめです。
面倒な皿洗いを自動化できますし、家事の一部を機械に任せてしまえば家事の分担で揉めることもなくなります。
後付タイプの食洗機は場所を取ってしまうため、できれば設計の段階で設置場所を確保しておくか、ビルトインタイプのものを選びましょう。
・効率良く片付けられる大型収納
大型のウォークインクローゼットや玄関収納があると、洗濯物や夫婦の荷物をまとめて一箇所に収納可能。
「あれはどこに置いたっけ」「これはどこにしまえば良い?」といった無駄な時間を減らせます。
・洗濯や朝の支度を楽にする動線と間取りの工夫
洗面台を2つ用意すれば、出勤時間が重なってもスムーズに朝の支度ができます。
お風呂には浴室暖房乾燥機があると、いつでも洗濯物を干せて便利。
洗面所の入り口を増やして、廊下やリビングからだけでなくキッチンとも行き来できるようにしておくと、炊事の合間に洗濯もできます。
共働きだからこそ、オフの時間は充実させたい
共働きの家庭では、オフの日でも平日にできなかった用事を片付けるなどで忙しくしがち。
だからこそ、家族が自然と集まる居心地の良いリビングを作りましょう。
床材に温かな自然素材を使えば、床に座ったり寝そべったりして寛げるので快適です。
映画鑑賞が好きなご夫婦には、ホームシアター設備の設置もおすすめ。
リビングと一続きになったウッドデッキや庭があると、子供が遊んでいる様子を見守りながらリビングでゆっくり過ごすことができます。
子供との触れ合いを大切にしたい方のためのアイデア
・キッチンやリビングに子供の勉強机を作る
親の目が届く場所に勉強スペースを設けると、子供たちも安心して勉強できます。
また、勉強用品をリビングにまとめておけば、学校や塾に行く際の忘れ物チェックも楽です。
・子供と触れ合うリビング階段
寝室のある2階へ向かう階段をリビングに置くと、子供が大きくなってからも「ただいま」「おかえり」の会話が生まれます。
・本棚をリビングに
リビングに本棚を置き、親子の本や辞書、図鑑などを並べておきましょう。
子供が小さいときは図鑑等を使って一緒に調べ物ができますし、大きくなったら親子で本を紹介し合うことができます。
まとめ
あらかじめ決められた間取りや設備の中で利便性を追求するよりも、間取りの工夫でオンとオフを充実させられるのが注文住宅の魅力です。
それぞれの生活に合わせた間取りや設備をゼロから作っていきたい方は、ぜひダイアリィズにご相談ください。