毎日の家事や子育てを楽にできる住宅設備があると、お子さんとの時間を増やしたり、空いた時間で休んだり、夫婦の時間を持ったりすることができます。
ただし、便利な設備があれば必ずしも生活が楽になるわけではありません。
あくまでも、家事動線や全体のバランスを考えたうえで、各設備を導入することが重要です。
今回は、子育て世代におすすめしたい、家事と子育ての両方を楽にしてくれる住宅設備をご紹介します。
おすすめ設備:和室(畳)
主に子育てを楽にするために役立つ住宅設備が、畳敷きの和室スペースです。
それも、完全な個室として用意するタイプの和室ではなく、リビングの一部を可動式の仕切り等で仕切る和室をおすすめします。
なぜ畳敷きの和室があれば家事や子育てが楽になるのかというと、子供たちが遊ぶための専用スペースとして使えるからです。
お子さんがある程度大きくなってきたら、おもちゃを広げて遊ぶ機会が増えてきます。
リビングにおもちゃが散らかっていると移動や家事の邪魔ですが、「和室で遊ぼうね」とおもちゃを散らかす場所を限定してしまえば、こまめにおもちゃを片付けるよう指示する必要もありません。
キッチンやリビングで家事をしながら子供たちの様子を見ておけるので、和室はリビングの一部かリビングのすぐ隣に設けることをおすすめします。
おすすめ設備:ホスクリーン
ホスクリーンとは、屋内の好きな場所に物干し竿をかけられるポールのことです。
先端に輪のついた頑丈なポールなので、重量のある洗濯物をたくさん吊り下げても外れてしまう心配がありません。
ホスクリーンにはいくつかタイプがあり、伸縮式になっていて高さを調整できるポールタイプや、ブラインドカーテンのように普段収納しておけるタイプ、窓枠に設置できるタイプなど好きなものを選ぶことができます。
ホスクリーンを使うメリットは、洗面所や日当たりの良いリビング、ダイニングの窓際など、天井のある場所ならどこでも室内干し用のスペースを確保できることです。
たとえば、リビングの窓際にホスクリーンを取り付けておくと、急に雨が降ってきたときに効率良く洗濯物を室内に取り込むことができるでしょう。
洗濯物をハンガーから外す必要がないため、取り込みに手間取って雨に濡れたり洗濯物を床に置いたりすることもありません。
おすすめ設備:複数のコンセント
便利な生活と切っても切り離せないのが、さまざまな電化製品です。
冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機といった生活必需品以外にも、スマートスピーカーやテレビなど、とにかく数多くの電化製品を利用することになります。
AIを搭載したスマートスピーカーや、音声操作できるテレビなどは、お子さんの話し相手としても活躍してくれるためおすすめのアイテムです。
料理の手順を短縮してくれる便利なキッチン家電なども、あれば助かります。
商品によってはケーブルが短く、置きたい場所に電化製品を設置できない場合もあるため、コンセントの数は十分な量を確保しておきましょう。
使わないコンセントに関しては、カバー等をつけたり少し高い位置に設置したりすれば、お子さんのいたずらも予防できるので安全面の心配も不要です。
おすすめ設備:一階の収納
一戸建てでは、1階にリビングや水回りをまとめ、2階に寝室を置くのが一般的です。
自宅にいるときは1階で過ごす時間が長くなるため、1階の収納が充実していると整理整頓や部屋の掃除が楽になります。
特におすすめしたいのが、玄関収納とリビング収納の設置です。
玄関に広い収納があれば、お子さんたちの遊び道具やベビーカーを手軽に収納できるため、砂埃や土汚れなどを室内に持ち込んでしまうこともありません。
また、リビングに備え付けの収納をつくり、子供たちのおもちゃなどを片付けられるようにしておけば、大きな収納ボックスやタンス等購入しなくて良いので部屋を広く使えるでしょう。
遊んだおもちゃの片付けも楽なので急な来客があっても安心ですし、後付の家具と違って地震等で収納が倒れてくる心配もありません。
おすすめ設備:パントリー(食品庫)
キッチンに隣接したパントリーがあると、食品や生活必需品の買い置きができるため便利です。
食事の支度が面倒になったとき、簡単においしい料理を用意できるレトルト食品があると上手に手抜きできます。
また、パンタリーはお米や防災用の水など、重量のあるものを保管しておくためのスペースとしても利用可能。
普段キッチンであまり使わない調理道具や調味料等をパントリーに収納しておけば、キッチンの片付けも楽になります。
物置などと違ってキッチンとの距離が近いため、思い立ったときすぐに荷物を取り出せるのもパントリーの強みです。
おすすめ設備:庭
自宅に庭があると、元気盛りのお子さんたちを敷地内で遊ばせたり、家庭菜園をして一緒に野菜を育てたりすることができます。
また、庭にテーブルや椅子を置いておけば、天気の良い日にお茶をしたり食事を取ったりすることも可能です。
児童館や公園と違って、自宅の庭ならどれだけ暴れても他人に迷惑をかける心配がありません。
夏になったら花火や水遊びもできる上、リビングから庭の様子を見られるようにしておけば、道路への飛び出し等のリスクにも対処可能です。
洗濯物を干すスペースとしても便利なので、注文住宅を建てるなら庭をつくることをおすすめします。
まとめ
マイホームに採用する住宅設備を吟味して、家事動線を考えた設計をすれば、毎日の家事や子育てで楽をすることができるでしょう。
ただ、便利な住宅設備だからといって、何もかも取り入れれば良いわけではありません。
予算や土地の広さ、ライフスタイル等に合わせて設計する必要があるため、家事や子育てを楽にする住まいに興味のある方は、ぜひ一度ダイアリィズへお問い合わせください。